BLACK SUGAR : BLACK SUGAR (LP/YELLOW VINYL/with Obi)

  • BLACK SUGAR : BLACK SUGAR (LP/YELLOW VINYL/with Obi)
DISCOS MONTEREY/DM013Y

ペルーが誇るラテン・ロック/ファンク・バンド、Black Sugarの1971年デビュー・アルバムがひさびさのリイシュー!


60年代後半にギタリストのVíctor "Coco" Salazarと鍵盤奏者のMiguel "Chino" Figueroaが結成したFar-Fen (FarfisaとFenderの音 節)というバンドを前身に、印象的な歌声を聴かせるCarlos "Pacho" Mejíaが加わり結成されたBlack Sugar。その名前は白い砂糖が不足し、黒砂糖ばかりが流通していた当時のリマの状況に着想を得たのだという。また当時のペルーは独裁政権の 真っただ中であり、フォルクローレに由来しない音楽には政府からの厳しい目が向けられていた時代でもあった。若者のエネルギーを受け止めるロックンロールやファンクのパワーと、ペルー由来のラテンサウンドを高いレベルで融合することのできる彼らは、そうした 時代背景もあり登場したのである。そうして生まれた2枚のアルバムのうち、初作にあたるのがこの『Black Sugar』(1971)だ。リリース元であるSono Radioの音楽監督Jaime Delgado Aparicioが盛大なブラス・セクション、さらにはパーカッションを配 置。パーカッショニストにも名手Coco Lagosが起用されるなど、豪華な布陣で録音された。英語のクレジット付きでリリースされたこともあり、とりわけ冒頭の「Too Late」はマイアミのチャートでトップ10に入り北米でも人気を獲得したのだとか。その曲以外に も軽快にしてファンクネスにあふれた「The Looser」、ブレイク入りのラテンファンク「Understanding」、ヴェロカイを思わせるストリングス・アレンジも先駆的な「Pussy Cat」などなど、サイケ色濃厚なギターワーク、華麗な鍵盤、そしてホットなブラスセクション とパーカッションが濃密に絡み合うアンサンブルは、70年代ペルーにおける夜の熱狂を今に伝えるものと言えるだろう。(k)

https://youtu.be/SviEuckkH10


-Track List-
A1. Too Late
A2. Viajecito
A3. The Looser
A4. This Time
A5. Funky Man

B1. Understanding
B2. When You're Walking
B3. When I Needed Someone
B4. Pussy Cat

4,840円(税込)

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